記憶に残る絶品シンガポール料理「ナショナルキッチン」訪問記

national Ktchenのアイキャッチ画像 グルメ
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はじめに

 シンガポールのナショナルギャラリーの2階にあるレストラン「National Kitchen by Violet Oonに行ってきました!

 プラナカン料理やシンガポール料理で有名なレストランの一つで、様々な東南アジアの料理を堪能することができます。料理もおいしく、アクセスもしやすいので観光の合間に立ち寄るのにピッタリです。

この記事では、実際に訪れた感想を交えながら、National Kitchen by Violet Oonについて共有します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

National Kitchenの入口
入口の様子

こんな人におすすめ!

こんな人にはおすすめ
  • シンガポールの伝統料理(プラナカン料理)を楽しみたい
  • おしゃれな雰囲気のお店で食事したい人
  • ナショナルギャラリーで観光予定の人
こんな人には向いていないかも…
  • ココナッツ風味等東南アジア系の料理が苦手な人

National Kitchenとは?

 National Kitchen by Violet Oonはシンガポールの著名な料理評論家兼シェフのViolet Oonが監修しているお店。ここでは、シンガポールの伝統的な料理である「プラナカン料理」を楽しむことができます。

 プラナカン料理とは、中華料理とマレー料理が融合して生まれたシンガポール特有の伝統料理。ココナッツミルクや様々なスパイスを使用した料理が多め。特にクエパイティーやラクサあたりが日本人の口にも合うと思います。

national kitchen店内の様子(公式サイトから抜粋)
National Kitchen (出典:公式サイト)

アクセスと最寄り駅

 最寄り駅はCity Hall駅で、そこから徒歩7分程度。シンガポール市街地にあるので、City Hall以外の駅からも歩いてアクセスできるのも魅力。

駅名移動時間目安(徒歩/分)路線の色路線名
City Hall駅
(Raffles Place駅)
7
(12)
緑色
赤色
East-West Line
North-South Line
Esplanade駅10黄色Circle Line
Clarke Quay駅15紫色North-East Line

実際に行ってみて

予約なしでも入れる?

 早めの時間(18時~20時頃)に訪れたい場合は予約した方が良いと思います。こじんまりとしたお店で席数はそれほど多くなかったですが、開店時間の18時にはすでに5組ほどお店の前で待機していました。予約は公式サイトからできます。

 一方で20時頃には空席が多くなっていたので、遅めの時間であれば予約なしでも大丈夫だと思います。

店内の雰囲気

 店内はクラシカルで落ち着いた雰囲気で、プラナカンタイルなどの装飾がきれいでした。店内の写真を撮り忘れてしまったので公式サイトから引用しますね↓

national kitchen店内の様子(公式サイトから抜粋)
店内の様子(出典:公式サイト)

料理の感想

 今回注文した料理はこちら↓

料理とドリンク(3名で訪問)

料理

  • Gado Gado
  • Kuay Pie Tee
  • Beef Rendang
  • Dry Laksa

デザート

  • Sugee Cake with Vanilla Ice Cream
  • Sticky Date Gula Melaka Pudding

ドリンク

  • Tiger Beer
  • Orange & Calamansi
  • Heritage Darjeeling

 <<Gado Gado/ガドガド>>
 温野菜やゆでたまご、揚げ物などにピーナッツソースをかけたサラダです。少し辛めな料理が多かった中で、あまりくせのない優しい味わいで、万人受けするように思いました。器にはカレーのような東南アジア料理らしいスパイスの香りがするソースが入っており、お好みでディップすることでまた違った味わいを楽しめました!

 「ガドガド」はインドネシア語で「ごちゃまぜ」という意味で、似たような料理に「ロジャ」(マレー語で「まぜる」)がありますが、全然味わいが異なるので気になる方はどちらも試してみてください。(※ロジャはNational Kitchen by Violet Oonにはありません。)

gadogado
Gado Gado

 <<Beef Rendang//ビーフルンダン>>
 世界一美味しい料理に選ばれたことのあるインドネシアやマレー系の料理です。口コミで高評価だったので頼んでみましたが、長時間煮込んだ牛肉はほろほろとしてやわらかく、口の中でとろけるようでした。少し味付けは辛めだったので、辛い物が苦手な人は少し気を付けた方がいいかもしれません。

 <<Kuay Pie Tee/クエパイティー>>
 一口サイズくらいの薄くパリパリとしたカップに野菜等が詰められていて、上にエビがのったプラナカン料理です。辛めのペーストと甘めのソースが添えられており、甘めのソースはみたらし団子のたれのような味わいでした。とても美味しいので、プラナカン料理のお店を訪れた際にぜひ注文されることをおすすめします!

Beef RendangとKuay Pie Tee
Beef Rendang(奥)とKuay Pie Tee(手前)

 <<Dry Laksa//ドライラクサ>>
 シンガポールでおなじみのラクサ。ドライラクサはその名の通り、スープがないラクサです。スープのものより味付けが濃いめで海鮮の風味をより楽しめるように思います。いつも食べているスープ有りのラクサより、こっちの方が好きかも!

Dry Laksa
Dry Laksa

 <<デザート>>
 スゲケーキとグラメラカプリンを注文しました。スゲケーキはセモリナ粉やアーモンドプードルを使用したシンガポールの伝統的なケーキです。ほろほろとした食感で素朴な味わいを楽しめました。

 グラメラカプリンは黒糖風味の焼き菓子で個人的にはプリンというより、ケーキと表現した方が近いように思います。しっとりした食感で海外のデザートらしい独特な甘さを感じました。

 どちらもおいしかったですが、量が多かったのでディナー後のデザートとしては3~4人で1品程度のほうがいいように思いました。

Sugee Cake with Vanilla Ice CreamとSticky Date Gula Melaka Pudding
Sugee Cake with Vanilla Ice Cream(奥)とSticky Date Gula Melaka Pudding(手前)

 ドリンクは、ジュースは濃厚なフルーツの味わいが、紅茶は華やかな茶葉の香りが楽しめ、どちらも美味しかったです。

料理の量は?

 料理によって量が異なるので少しずつ注文されるのが良いかもしれません。

 今回3人で6品注文しましたが、お腹がはち切れそうなくらいの量でした。3人で4~5品でも良いと思います。
 クエパイティーとビーフルンダンは軽めで、ガドガドとドライラクサは多かったです。デザートもボリュームたっぷりでした。上でも書いた通り、デザートは3~4人で1品で充分だと思います。

値段は?

 今回3名で行って250シンガポールドルでした。シンガポールでちょっとよさげなお店に入るとこれくらいすると思います。少し高めですが、せっかくの旅行だったら少しくらい財布のひもを緩めても良いのでは?

※インフレの影響で料金は変わる可能性あり。参考程度にしてくださいね。

おわりに

 落ち着いた雰囲気の中でシンガポールのローカル料理を楽しめる素敵なお店でした。スタッフの方も親切な方が多く、ディナーをゆっくり楽しむことができました。また、偶然かはわかりませんが、日本語が話せる方もいて、驚きました。

 どれもおいしかったですが、個人的にはKuay Pie Tee/クエパイティーが特におすすめ。

 場所もCity Hall駅の近くですので、観光ついでに立ち寄るにも便利です。気になる方はぜひ訪れてみてください!!

基本情報

名前National Kitchen by Violet Oon Singapore
場所1 St. Andrew’s Road
#02–01, National Gallery Singapore
最寄り駅City Hall駅 徒歩7分
営業時間ランチ
12時~15時(ラストオーダー14時半)
ディナー
18時~22時半(ラストオーダー21時半)
ハイティー
15時~17時(ラストオーダー16時)
金・土・日曜日
公式ページNational Kitchen by Violet Oon at National Gallery Singapore – Violet Oon Singapore

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