ラオパサで探す”おいしい”お店|地元民おすすめグルメ巡り

Satay グルメ
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はじめに

 シンガポールのホーカー(屋台)といえば、ラオ・パ・サ(Lau Pa Sat)。

 観光ガイドにもよく登場する観光客に人気のスポットですが、今回は少し視点を変えて、地元の人におすすめしてもらったお店を中心に巡ってみました。

 ラオ・パ・サは屋台の数が多くて迷ってしまうけれど、”知っている人の声”があると、安心して一歩踏み出せるし、新しい味との出会いが広がるなと感じました。

 この記事では、ガイドブックにはきっと書いていない、リアルな体験記録をお届けします。

こんな人におすすめ!

こんな人にはおすすめ
  • シンガポールのローカル料理を食べたい人
  • 有名なホーカーに行ってみたい人
こんな人には向いていないかも…
  • 落ち着いたレストランで静かに食事をしたい人

Lau Pa Satとは?

 ラオパサは100年以上の歴史ある建物内にあるホーカー。シンガポールのオフィスビルが立ち並ぶ中にあり、洋風の建築様式とシンガポールの屋台文化が同居した、ちょっと異世界感を感じるおしゃれ空間です。

ビルの中に佇むラウパサの建物

アクセスと場所

 多くの駅(詳細は下記の通り)からアクセスできるのが魅力。マリーナベイの近くにあるため、観光の合間にふらっと立ち寄るのにもぴったりです。

駅名移動時間目安(徒歩/分)路線の色路線名
Telok Ayer駅4青色Downtown Line
Down Town駅5青色Downtown Line
Shenton Way駅6茶色Thomson–East Coast Line
Raffles Place駅10緑色
赤色
East West Line
North South Line

注意点

早めの時間に行きましょう

 ラオ・パ・サ(Lau Pa Sat)は人気のホーカー。座席数は多めですが、19時を過ぎると埋まってくる印象。また、人気店は結構並びます。ゆっくり食べたいなら、ちょっと早めの時間に訪れるのが吉。

ウェットティッシュと現金は必須

 テーブルが汚れていることもあるので、ウェットティッシュがあると便利。また、カードに対応していない屋台もたまにあるので現金(シンガポールドル)があると安心。

営業時間に注意!

 お店によって営業時間はまちまち。気になるお店があったら公式サイトで営業時間をチェックした方が良いです。

食器は自分で片付けよう

 シンガポールではトレイ返却が義務化されています。返却場所は、ハラル/ノンハラル料理で分かれているので注意。表示を見て、正しい方に戻しましょう。

トレイ返却口
トレイ返却口

おすすめしてもらった店舗

 今回おすすめしてもらったのはこちらの8店舗。このうち、4店舗を巡ってきたので紹介します。

  • Best Satay7&8
  • Lao Fu Zi Fried Kway Teow
  • Hua Dee Hong Kong Roasted Delight
  • Munchi Pancakes
  • Feng Xiang Bak Kut Teh
  • Seng Kee Local Delight
  • Nashi Lemak Ayam Taliwang
  • Swatow Bai Le Braised Duck

Satay 7&8

 まずは王道のサテー! サテーは少し甘い串焼き料理。煙と香ばしい匂いが、空腹を刺激してきます。Satay 7&8は観光客にも人気ですね。

屋台のサテー
とってもおいしそう

 列には5~10分程度並びました。受け取りにさらに10分。さすが人気店。

 並んでいる最中にメニューをもらえます。セットメニューしか選択肢はないように書かれていますが、店員に確認したところ単品でも注文できました。

 少人数で旅行していて色々な店を巡りたい方は単品での注文もおすすめ。

Satay7&8のメニュー
セットメニュー

 ビーフや、チキン、マトン(羊)、エビなどが選べます。タレもついてきます。今回はビーフ、チキン、エビを頼みました。

 チキンは、甘くて香辛料も効いていて一番美味しい。ビーフも次点でおいしい。タレはピーナッツ&スパイシー風味。思ったより辛いかな。味が複雑になりすぎるので、個人的にはタレ無しで食べる方が好きでした。

 一方でエビは微妙でした。。。。高いし、買わなくても良かったかなと思いました。

サテー(ビーフ、チキン、エビ)

Lao Fu Zi Fried Kway Teow

 こちらは、Kway Teowが食べられるお店。 Kway Teowは海鮮や肉などと炒めて作ったライス麺。

kway teow
kway teow

 Google評価は低めの2.9(2025年時点)。ミシュランのピグマリオンもとっているのに。ちょっとびくびくしながら、口に入れると、、、いやさすがに評価2は低すぎる気がする。じゅうぶん美味しいよ。

 麺はもちもち。東南アジア感が出る独特の風味は抑えめで、日本人にも食べやすい味

 ただ海鮮は磯臭い部分もあったので注意。この磯臭さは好きな人は好きかも。

 ちなみに注文時はSpicyかnot Spicyか聞かれます。またサイズは、大・中・小あります。小さいサイズはエビが入っていないとのこと。

Lao Fu Zi Fried Kway Teow|店舗の様子
店舗の様子

Hua Dee Hong Kong Roasted Delight

 どれも美味しそうでしたが、Shrinp Wanton Char Siew Noodleを注文。

 チャーシューは甘くて美味しい。麺は少し多かったかも。ライスの方にすれば良かったかな。ワンタンも生地がふわふわしてジューシー。他のお店との差別化という意味では、味はとがっていなくて(悪く言えば)、無難。ただ私は好きかな。安定のおいしさでした。

Shrinp Wanton Char Siew Noodle
Shrinp Wanton Char Siew Noodle
Hua Dee Hong Kong ROasted Delightの店舗
店舗の様子

Munchi Pancakes

 最後はデザート。もちもちのパンケーキ。生地と中身を自分で組み合わせることができるのが特徴。そして数ドルと安いのも魅力!

Munchi Pancakes
ケースには色々な種類が

 今回は、オーソドックスな生地とクリームチーズにしました。生地はどらやきと阿闍梨餅を合わせたような、もちもちとした日本人にもなじみ深い食感。クリームチーズはとろとろでスイーツに良く使われているような甘めの味わいでした。次は、Red Bean(小豆)かMatcha(抹茶)にも挑戦してみたいです。

Munchi Pancakes
どら焼きみたいな見た目

おわりに

  振り返ってみると、ラオ・パ・サは「食べる楽しみ」に加えて「雰囲気を味わう楽しみ」がある場所でした。
 屋台ごとに個性があり、歩くだけでもワクワクします。今回は4店舗だけでしたが、「また来たいな」と思いました。次に訪れるときにも、きっと新しい発見がありそうです。

 シンガポールに行かれる方は、ぜひ“お気に入りの一皿”を探してみてくださいね。

周辺のスポット

 マリーナベイには観光スポットがたくさん。旅行の計画を立てる際に参考にしてみてください。

名称概要移動時間目安
(徒歩/分)
マーライオン公園マーライオン像15
SPECTRA光と水が織りなすナイトショー20
マリーナベイサンズ統合型リゾート15
ヘリックスブリッジDNA構造を模したユニークな橋25
富の泉世界最大級の噴水20(電車)
ダックツアー水陸両用車で巡る観光ツアー 20(電車)

訪問前のQ&A

Q
何時ごろに行くのがおすすめ?
A

昼間も営業していますが、特におすすめは夜。ライトアップされた建物と、外に並ぶサテーの屋台は格別。少なくともサテーを食べたいなら夜に行きましょう!

Q
注文の仕方は?
A

基本的にそれぞれの屋台で注文して、料理を受け取ったら自分で席に運ぶスタイル。番号札(フードコートでよく見かける呼び出しベル)を渡してくれるお店もあるので、その場合は席で待てばOK。

Q
観光客でも安心して利用できますか?
A

YES!観光客にも人気のホーカーで、観光客慣れしている店員さんが多いです。片言の英語でも通じますし、写真付きのメニューを置いている屋台が多いので指をさして注文もできます。

Q
何を食べたら良いですか?
A

個人的にはサテーは外せない一品。今回紹介した料理以外にも、チキンライスやラクサなどシンガポール定番料理を食べられます。

Q
予約は必要?
A

屋台形式なので予約は必要ありません。ただし、人気の屋台は混みあうこともあるので少し早めの時間に行くと良いと思います。

Rau Pa Sat|夜の様子
夜もとってもおしゃれ

基本情報

名前Rau Pa Sat(ラオ・パ・サ)
場所18 Raffles Quay, シンガポール 048582
最寄り駅Telok Ayer駅 徒歩4分
Down Town駅 徒歩5分
Shenton Way駅 徒歩6分
Raffles Place駅 徒歩10分
営業時間各店舗により異なる
店舗とお店の情報はこちら
公式ページLau Pa Sat: Iconic Hawker Centre in Singapore’s National Monument