霧と光が織りなす幻想世界「クラウドフォレスト」の見どころ紹介

はじめに

　シンガポールの植物園といえば、真っ先に浮かぶのが「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。広大な敷地は有料エリアと無料エリアに分かれていますが、有料エリアの中でも特におすすめの展示が「クラウドフォレスト(Cloud Forest)」です。

　ガラスドームに包まれた温室に入ると、すぐそこには見上げるほどの滝がお出迎え。35 mの高さから流れ落ちる水の音と水しぶきが迫力満点です。さらにミストタイムでは、まるで霧の森に迷い込んだかのような幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

　この記事では、実際に訪れた感想とともに、クラウドフォレストの見どころやおすすめポイントを紹介します。

こんな人におすすめ！

クラウドフォレストとは？

　クラウドフォレストは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ内にある、高さ35 mの人工滝を中心に、高山地帯の植物をドーム内で再現した温室です。内部は23~25℃に保たれ、涼しい環境で観光を楽しむことができます。湿度は80~90%らしいのですが、湿度が高い感じはなく、快適に過ごせました。

主な見どころ

アクセスと場所

　ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ内にあり、最寄り駅はMRTのBayfront駅。徒歩10分程度です。「スーパーツリーグローブ」や「フラワードーム」など他のスポットと合わせるのがおすすめ。

予約と料金

　予約は公式ページから可能です。また、現地の受付でもチケットを購入できます。

　入場料金は大人が46ドル。子供は32ドル(3~12歳)です(フラワードームとの共通チケット)。シンガポール居住者割引もあります。

実際に行ってみた感想

　クラウドフォレストに入った瞬間、外の蒸し暑さから解放されます。まず、目に飛び込んでくるのは、高さ35 mの巨大な滝！近づくと水しぶきがひんやりとかかります。

　そしてタイミングよく「ミストタイム」へ。突然、上の方から霧が立ち込め、視界が少しずつ霞んでいき、森の中に迷い込んだみたい。冒険心をくすぐられます。特にお子さんは喜びそうです。

　道なりに進んでエレベータも使って山頂エリアへ向かいます。山頂エリアはLost Worldと呼ばれ、ここでは食虫植物に出会うことができます。日本ではめったに見られないウツボカズラが目の前にあって、テンションがあがりました。

　クラウドウォークを歩いて少しずつ下っていきます。ここからの景色もなかなかです。

　道中、色々な花に出会うことができます。

　山の中(クラウドマウンテン)にも展示があります。Hidden forestでは、インタラクティブなデジタルアートがありました。植物のタネを踏むと、花が咲くような演出になっています。子供たちが走りまわっていて楽しんでいました。

さらに終盤では、蘭の展示(Orchid Haven)を楽しむことができます。ミニチュア蘭も見ることができました。レンズがないとわからないくらいに小さいです！

　ちなみにクラウドフォレストでは、定期的な期間限定のコラボレーションイベントを開催しています。私が行ったタイミングでは、ジュラシックワールドとのコラボレーションでした。

また、夜のライトアップとミストタイムの組み合わせもきれいだと聞いたので、次回は夜のクラウドフォレストも行ってみたいなと思いました。

訪問前のQ＆A

おわりに

　入場前はチケット代が少し高いかなと思っていましたが、実際に中へ足を踏み入れると「ここにきて本当に良かった」と心から思える素敵な場所でした。

　迫力のある滝や、幻想的な霧の演出、見たことのない珍しい植物の数々。そして、空中回廊から眺める人工と自然が調和した風景。どれも印象的で時間を忘れて楽しんでしまいました。

　自然と建築美が溶け合うシンガポールらしい美しさを体験できるスポットですのでシンガポールを訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください！

基本情報

名前	クラウド・フォレスト(Cloud Forest)
営業時間	9:00～21:00 (最終入場 20:00)
料金	旅行者: 大人46ドル 子供32ドル(3~12歳) (フラワードームとの共通チケット)
アクセス	ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ内
所要時間目安	1~2時間程度
公式ページ	Cloud Forest