「ボタニック・ガーデン」満喫ガイド|散策の注意点と感想

botanic gardensの入口 観光
この記事は約7分で読めます。

はじめに

 シンガポールの植物園といえば、「Botanic Gardens(ボタニック・ガーデン)」と「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the bay)」。
 どちらも有名ですが、今回はシンガポールで初めて世界遺産に登録された「ボタニック・ガーデン」にフォーカスしてみたいと思います。

 ボタニック・ガーデンは150年以上の歴史があり、植物の研究やゴム産業に貢献してきた植物園。広大な敷地には数多くの植物が育っていて、まさに”植物の楽園”です。

 この記事では、実際に歩いてみた感想を交えながら、「ボタニック・ガーデン」の楽しみ方をたっぷり紹介します! 注意点や滞在時間の目安、おすすめの散策方法なども載せているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

botanic gardens内の木々

こんな人におすすめ!

こんな人にはおすすめ
  • 散策が好きな人
  • 植物に興味がある人
  • 自然が好きな人
こんな人には向いていないかも…
  • 長時間歩くのが苦手な人
  • 時間がない人
  • 派手なアトラクションを求める人

Botanic Gardensとは?見どころは?

 ボタニック・ガーデンは、もともと植物の研究や保全を目的に設立された植物園。今では、観光客はもちろん、地元の人々にとっても人気の観光スポット兼憩いの場として親しまれています。

園内はテーマごとに分かれたユニークな庭園があります。気になる庭園はぜひ足を運んでみてください。

  1. ナショナル・オーキッド・ガーデン:色とりどりの蘭が咲き誇る庭園。
  2. ジンジャー・ガーデン:ショウガ科の植物を楽しめる庭園
  3. エボリューション・ガーデン:進化の歴史をたどる冒険心がくすぐられる庭園。
  4. ヒーリング・ガーデン:数々の薬草が集められた庭園。
  5. エスノボタニー・ガーデン:人と植物の関わりを学べる庭園。

などなど。

 園内では植物以外にも動物たちとも出会えます。

national orchid gardenの入口と看板
ナショナル・オーキッド・ガーデン

注意点

暑さ対策はしっかり!

 園内はとても広く、何時間も歩くと喉が渇きます。カフェもありますが、可能であればペットボトルか水筒を持参するのがおすすめ。日焼け止めや日傘あるいは帽子等もあると安心です。

折り畳み傘を持っていこう!

 晴れていても、突然スコールが降ることがあるので、折り畳み傘はマストアイテム(特に雨季)。ボタニックガーデンは雨宿りできる場所は少ないです。急な雨でも焦らず対応できるようにしておきましょう。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイと間違えないように!

 シンガポールには有名な植物園が2ヵ所あります。ボタニック・ガーデンはオーチャード近辺、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイはマリーナベイにあるのでうっかり間違えないように。タクシーで向かう場合は、行先をしっかり伝えましょう~。

アクセスと最寄り駅

 ボタニック・ガーデンはとにかく広いので複数の出入り口があります。どこから行けば良いの?と悩むかもしれません。正解はないので行きたいエリア近くのゲートからアクセスして問題ありません。

 個人的なおすすめは、ゲートからゲートへ植物園を横断するように園内を散策する楽しみ方。1周するのは大変なので、例えば、Tanglin GateからBukit Timah Gateへ向かうように観光すると良いと思います。その逆ルートももちろんアリ。地図を見ながら、自分なりの散策プランを考えてみてください

ボタニックガーデンの地図
ボタニックガーデンの地図

 参考までに主要3ゲートへのアクセス方法を以下にまとめました(クリックで確認)。

Bukit Timah Gateへのアクセス
駅名と移動時間目安路線の色路線名
Botanic Gardens駅 徒歩 0分青色
黄色
Downtown Line
Circle Line

Tangling Gateへのアクセス
駅名と移動時間目安路線の色路線名
Napier駅 徒歩 3分茶色Thomson-East Coast Line

Woollerton Gateへのアクセス
駅名と移動時間目安路線の色路線名
Farrer Road駅 徒歩 10分黄色Circle Line

予約や入園料

 基本的に入園料は無料です。予約もチケットも必要ありません。ゲートから自由に園内に出入りできます。

 ただし、ナショナル・オーキッド・ガーデンは有料。基本的な料金表は以下の通り。変更の可能性もあるので、最新の情報は公式サイトで確認してみてください。

料金旅行者 (シンガポールドル)在住者 (シンガポールドル)
大人155
学生31
シニア31
12歳未満の子供無料無料

実際に行ってみて

 「世界遺産に登録されている」と聞いてから、ずっと気になっていた植物園。結論から言うと、、、とても良かったです!緑に囲まれてのんびり散策することができました。 

行きやすいのが魅力

 植物園には、MRT(地下鉄)で行きました。Napier駅からTanglin Gateまでは歩いて数分。駅近で楽でした。またオーチャードから電車で10分の距離にあるのも嬉しいポイント。

 植物園の開園時間は朝5時。朝早く散歩するとそこまで暑くなくおすすめ、と聞いたのですが、そんなに早起きできません…。オーキッド・ガーデンは8時半から開園ですし。ゆっくり起きて、ブランチの時間に向かいました。ただ、朝の飛行機便で到着して時間を持て余している人は、朝一で向かうのもありかも?

 東京ドーム10個分以上の広さだそう。数字で見るとあまりピンとこないですが、実際に行ってみるとその広さを肌で感じます。到着して早々、1日で全部回るのは無理だなと思いつつ、とりあえず歩き始めました。

青々とした空と庭園内の木々

オーキッド・ガーデンで蘭にうっとり?

 オーキッド・ガーデンにも行ってみました。そういえば、ポケモンの博士たちの名前は植物由来だったな~、なんてことを思い出しながら楽しみました。入場料はかかるけど、せっかくシンガポールに来たなら払う価値はある気がする。たぶん。

national orchid garden内で見かけた蘭

雨の日の観光も、意外とあり?

 途中、雨が降ってきました。最初は残念だなと思っていましたが、むしろ雨に濡れた植物がキラキラと光っていて、熱帯雨林の雰囲気をより味わうことができました。

 特に、Evolution Gardenでは旧時代にタイムスリップしたかのような体験ができました。

evolution gardenの入口
evolution gardenの入口
evolution garden内。人がいない静寂の様子
雨のためか、誰もいません。

 周りに全然人はいなく、ぽつぽつと聞こえる雨音。湿った空気が肌にあたり、本当に冒険しているかのよう。恐竜の足跡を再現しているのも冒険心をくすぐられます。

恐竜の足跡
恐竜の足跡|細かいこだわりを感じられます

 最後はBukit Timah Gateに到着。長い時間歩き続けたため、結構疲れました。

Bukit Timah gate
Bukit Timah gate

滞在時間の目安

 ボタニック・ガーデンは広いため、楽しみ方によってどれくらい時間がかかるか変わります。

  • さくっと楽しむなら:1~2時間
  • じっくり楽しむなら:3~5時間

 今回は4時間ほど滞在しました。途中でThe Haliaでランチを食べたり、Bee’s Knees というカフェでのんびり過ごしたりもしました。

 特にThe Haliaはランチにおすすめしたいレストラン。The HaliaのChili crab spaghettiはシンガポール名物チリクラブをパスタにアレンジした一品。高めだけど、美味しかったのでぜひ食べてみてほしいです。詳細は以下の記事で紹介しています!

おわりに

 ボタニックガーデンは、自然を感じながらゆったり散策できる素敵な植物園でした。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのような近未来を感じる観光スポットもありだけど、こちらはより自然の中を散歩している感じがしました。

 また、途中で雨が降っても楽しめたのは、意外な発見でした。雨に濡れた植物がキラキラと輝き、熱帯雨林の中を冒険している気分になりました。もちろん晴れることに越したことはないですが…。

 時間があったら皆さんもぜひ行ってみてください!

ボタニック・ガーデンの花

基本情報

名前Singapore Botanic Gardens
場所1 Cluny Rd, Singapore 259569
最寄り駅Bukit Timah Gate
→Botanic Gardens駅 徒歩0分
Tanglin Gate
→Napier駅 徒歩3分
滞在時間目安1時間~5時間程度
営業時間年中無休
5時~24時
施設ごとに営業時間は異なることに注意
オーキッド・ガーデンは8時半~19時(最終入場18時)
その他施設の営業時間は公式サイトを確認ください。
料金基本無料
(ナショナル・オーキッド・ガーデンは有料)
予約必要なし
公式ページSingapore Botanic Gardens | Homepage

周辺のスポット

名称概要移動時間目安
(徒歩/分)
The Halia園内のレストラン0
Bee’s Knees園内のカフェ0